「肉質日本一」のしまね和牛をより美味しく食べる方法とは？

ご存知、美味いもの王国として知られる島根県。

その中でも、日本一と言われる程に突出した人気・知名度を誇る食材と言えば・・・「和牛」に他なりません。

島根と言えばお米やフルーツなどが有名なので、意外に思う方もいるかも知れませんが、実は島根の和牛は高品質で絶品。

そこで今回は、島根が誇る日本一の和牛ブランド「しまね和牛」について詳しく紹介していきたいと思います。

しまね和牛の特徴と歴史

島根県を代表する和牛ブランドとして国内屈指の人気・知名度を誇る「しまね和牛」ですが、実は特徴や歴史についてはさほど広く知られていません。

特に県外に住む方にとっては、あまり馴染みがないかも知れません。

そこでまずここでは、しまね和牛の主な特徴や歴史について触れていきます。

しまね和牛の基準について

まず知っておくべきことは、国産の牛肉全てが「和牛」と名乗ることができるわけではない点です。

つまり、和牛として登録・公表するには、それなりの基準が設けられているのはあまり知られていません。

一般的にスーパーなどで「和牛」と冠して販売できる牛肉は、まず食肉公正競争規約に於いて黒毛和種、褐毛和種（あかげわしゅ）、無角和種（むかくわしゅ）、日本短角種（にほんたんかくしゅ）といった4種類のうち、それかに該当していること。

さらに、日本国内で飼育された牛であること。

さらに前記した2つの条件が、「牛トレーサビリティ制度」で確認できるかどうかです。

さらに「しまね和牛」として認可されるための条件は・・・

上記全てに該当していることになります。

島根は和牛王国？

現地に住む方はもちろん、島根県に程近いところに住んでいる方はご存知かも知れませんが、実を言うと島根県に存在する和牛ブランドは「しまね和牛」だけではありません。

他にも、「いずも和牛」「隠岐牛（おきぎゅう）」「松永牛（まつながぎゅう）」「奥出雲和牛」「銀山和牛」「石見和牛」といった計７種類のブランド和牛があるのです。

中でも「しまね和牛」は品質規格が高く知名度もあるため、島根県で最も知られた和牛ブランドと言っても過言ではありません。

しまね和牛の歴史を知ろう

そもそも、島根県が和牛の産地として広く知られるようになったのは、江戸時代中期頃からと言われています。

なぜなら、中国山地付近は荷物の輸送手段として多数の牛馬が活躍していたからに他ならず、さらに牛糞は田畑の肥料として非常に重宝され続けた為、同地方では牛の存在が欠かせないものだったからです。

そして、島根県の和牛が移動手段や肥料としてでなく、食肉として知られるようになったのは、実に昭和３０年代だと言われています。

質の良い食用肉を生み出すべく、何度も改良を重ね、高品質で優秀な種雄牛が誕生すると、「しまね和牛」の名前はあっという間に全国へと広がっていったそうです。

しまね和牛の「味」に迫る

大まかな特徴や誕生からの歴史については前記した通りになります。

しかし肝心なのは、何と言っても「味」ではないでしょうか？

何といっても「しまね和牛」は厳しい基準をクリアした優秀な和牛であることは明白で、かつ他に類を見ない旨味を持っていると言われています。

味について文字で表現・伝達するのはとても難しいと思いますが、同章では「しまね和牛」の気になる味について敢えて言及していきます。

「肉質日本一」とはどういうことなのか？

2022年「しまね和牛」は、銘柄牛の肉質を競う「全国和牛能力共進会」と「全国肉用牛枝肉共励会」という二つの大きな品票会で共に1位を獲得しています。

中でも前者は5年に一度行われる大会で、通称「和牛オリンピック」と呼ばれる権威性の高いもの。

そこで全国1位を獲得した銘柄は、文句なく最も優れた肉質を持つ和牛として広く知られるようになります。

ちなみに、同一の銘柄が同年に二つの大会を制するのは史上初のことだそう。

そのあたりからもしまね和牛の品質の高さがわかると思います。

しまね和牛は全頭脂肪酸を測定している？

霜降りがあれば良い牛肉という認識は古く、今や牛肉の美味しさは「味」「香り」「食感」「外観」など、さまざまな要素を含んでいるかどうかで決まるとされています。

もちろん、霜降りがある肉にはそれ相応の価値があることに変わりはありませんが、大事なのはその脂質に他なりません。

近年では、牛肉に含まれる脂肪酸の一種である「オレイン酸」が健康に良いとされており、大会の審査項目にもオレイン酸の含量が組み込まれています。

そこで「しまね和牛肉ブランド確立推進協会」では、しまね和牛の脂質改善、はたまた農場における飼養管理改善のため、全頭に脂肪酸測定する取り組みを始めています。

しまね和牛の美味しさについて

しまね和牛の美味しさを3つのポイントに分けて紹介すると、まず脂は濃くも多くもなく適度な量でしつこさは皆無。

そして食感はジューシーで加熱しても柔らかく食べやすい。さらに味は雑味が少なく旨味が際立っています。

良いお肉を表現する際に用いられる「口の中で溶ける」というのがはっきりと分かるそうです。

しまね和牛を美味しく食べる方法

いくら食材が良くても、調理法によっては美味しさを引き出せないなんてこともあります。

それは、品評会二冠のしまね和牛においても例外ではなく、せっかくのお肉を台無しにしかねません。

そこでここでは、名品・しまね和牛をより美味しく食べる方法やよりお得に購入する方法についてまとめてみました。

県内にはしまね和牛の名店がズラリ

地元の方はご存知かと思いますが、島根県内にはしまね和牛の名店が数多く存在します。

★焼肉　味一

牛肉と言えばやはり焼肉。地元の人気店「味一」は、しまね和牛のみを扱う焼肉店。

溶岩で網焼きにしたお肉は、これでもかというくらい柔らかくジューシーな食感に。

予約必至の人気店なので、訪れる際は必ず予約を入れておくことをおすすめします。

★いと賀

季節の料理が楽しめる人気日本料理店「いと賀」でも、上質なしまね牛を堪能することができます。

おすすめはファンが多いという「しまね牛のヒレステーキとフォアグラ」です。

レアに仕上げたヒレステーキとフォアグラが絶妙にマッチし、和風でありながらもフレンチの様な見た目と味わいを愉しむことができます。

試す価値ありの逸品です。

★庭園茶寮 みな美

松江城のほど近くにある旅館の一角を改装した料理店。鯛めし御膳や鯛茶漬けなどが人気の同店ですが、メニューの中でも一際目立つのは「しまね和牛サーロインステーキ」。

美しい庭園を見ながら食べる、霜降り多めのジューシーなしまね和牛のステーキは絶品ともっぱら評判です。

しまね和牛を自宅で楽しむには？

『自宅で美味しく食べる方法』と書きましたが、しまね和牛だからといって何か特別な調理法・食べ方がある訳ではありません。

敢えて言うなら、「肉質に合った食べ方をすべき」ということ。ジューシーかつ旨味の強いしまね和牛は、タレで食べるよりも岩塩や少量のわさび醤油がおすすめです。

旨味を損なうことなく、しまね和牛本来の味をしっかりと堪能できます。

しまね和牛をお得にお取り寄せする方法

ここまで読んでいただいた方の多くは、既にしまね和牛を食べてみたい気持ちが芽生えているのではないでしょうか？

そこで最後に、自宅でしまね和牛を楽しむためにおすすめの購入先をご紹介します。

●島根和牛肩ロース焼き肉用 350ｇ

 

●しまね和牛ロースステーキ　360g（2枚入り）

 

●しまね和牛肩ロース すき焼き用350ｇ

 

上記のページでは、ステーキ用、すき焼き用など、食べ方に合ったしまね和牛が購入できます。

高級和牛がこの価格で購入できるのも嬉しいところ。

商品によっては売り切れになっている場合もあるので、お求めを希望される方は、ぜひまめに確認してみることをおすすめします。