グルメと砂丘の街として知られる鳥取県。中でもグルメに関しては全国一位の生産量を誇るものも少なくありません。
中でも鳥取の「梨」は全国有数の産地として名高いものの、夏さやか、新甘泉(しんかんせん)、秋栄(あきばえ)、なつひめ、王秋(おうしゅう)、二十世紀など銘柄は豊富にあります。
当記事では、その中でも「二十世紀梨」にフォーカスし、収穫時期や食べ頃、さらにはおすすめの購入方法について詳しく紹介していきます。
鳥取は日本一の梨の産地
かなり有名なのでご存知の方も多いのでは?と思いますが、鳥取県は国内有数のグルメ県であり、果物や野菜の産地として知られています。
特に果物は非常に豊富で、ぶどう・梨・メロン・柿・いちじくなどが有名です。そこでまずは鳥取県の名産品について詳しく紹介していきます。
鳥取県で収穫される主な果物は?
冒頭でも紹介しましたが、鳥取県は全国有数の果物の産地として知られています。簡単にまとめると・・・
・デラウェア
・シャインマスカット
・巨峰
・アムスメロン
・アールスメロン
・西条柿
・富有柿
・伊豆柿
・蓬莱柿
・ドーフィン
・丹沢
・筑波
・銀寄
・紅ほっぺ
・章姫
・とよのか
・さちのか
以上になります。
最も収穫率が高いのは「梨」
さらに、前項では敢えて紹介しませんでしたが、鳥取県が誇る果物といえば「梨」であり、幸水や豊水など品種も非常に豊富。
特に二十世紀梨は国内の約48%のシェアを誇り、堂々の生産量日本一に輝いています。
余談ですが、二十世紀梨は元々千葉県を発祥としており、島根県にその苗木(10本と言われている)が渡ったのが明治37年頃と言われています。
ちなみにその当時千葉から渡った木のうちのいくつかは、現在でも鳥取市内で見ることができるそうです。
他にも「日本一」が多数
前項では二十世紀梨が国内生産量1位であると紹介しましたが、実は鳥取にはまだ日本一が多くあり、例えば「らっきょう」の収穫高や「べにずわいがに」の漁獲高なども全国1位として知られています。
また、全国1位ではないものの、クロマグロの漁獲高は全国2位、スイカは全国5位の生産量、ネギは全国9位と、全国トップクラスの漁獲高・生産量を誇る食べ物が数多く存在しているのです。
余談ですが、鳥取県は「生産量」だけではなく、「ちくわ」「卵」「カレールウ」「カレイ」「いわし」「かに」そして「梨」などは全国1位の消費量を誇っていることでも有名です。
鳥取の「梨」について詳しく知ろう
これまでは鳥取の名産品について紹介してきましたが、同章では梨にフォーカスし、種類や食べ方、さらには食べ頃・旬、そして何よりその「味」に至るまで、二十世紀梨の全てをまとめました。
食べたことがある方はもちろん、まだ未体験の方は二十世紀梨の魅力とは何なのか? について学んでみて下さい。
二十世紀梨は鳥取の看板商品
鳥取県が誇る名産品の中でも、一際目立った存在こそ、二十世紀梨に他なりません。
連呼するわけではありませんが、二十世紀梨の生産量は鳥取が全国1位となっており、農林水産省が発表した青果物卸売市場調査によると、平成30年の二十世紀梨の主要消費地域における卸売総量は約4,400トンとなっており、鳥取県はそのうちの3,125トンを占めており、つまり7割強のシェアを誇っているのです。
もう立派に鳥取の看板商品と謳って問題ないレベルだと思いますよね。
二十世紀梨の美味しい食べ方
果物の美味しい食べ方なんて「そのまま食べる」以外にあるの? と問われたら、間違いなく「そのまま食べるのが一番です!」と豪語する自信がありますが、ここで言いたいのは別段調理して食べるなどの方法ではなく、「そのまま美味しく食べるコツ」みたいなことです。
例えばまず、美味しい梨はどんな特徴を持っているのか? を知っておく必要があるでしょう。
甘くて美味しい梨を見分けるには、「色と模様」が重要なポイントとなり、全体的に緑黄色になっていて、かつ黄色い模様が見ているものは糖度が高く美味しいと言われています。
さらに色の特徴を挙げるなら、二十世紀梨は熟度が進むと果色が全体的に黄色味ががってくると言われています。
なので、シャキシャキとした瑞々しさが好きな方は黄緑色のものを、柔らかさと甘さを重視するなら黄色味ががったものを選ぶと間違いないでしょう。
二十世紀梨の旬・食べ頃は?
二十世紀梨の旬は、栽培方法によって異なっており、ハウス栽培の場合は8月上旬〜8月中旬までで、路地栽培の場合は8月下旬〜9月中旬になります。
また、購入後は室温で保管し、食べる2〜3時間程度前に冷蔵庫で冷やして食べるのが良いでしょう。ただし、あまり冷やし過ぎるとせっかくの甘みが損なわれてしまうので気を付けましょう。
ちなみに、梨は秋の果物として広く認知されていますが、実は秋限定とは言い切れません。
例えば、鳥取県のオリジナル品種で言うと、ハウス栽培の二十世紀梨や夏さやかという品種の旬は8月半ば。
つまり、真夏に旬を迎えます。かと思えば、赤梨の一種である王秋や「あたご」は、10月後半から11月いっぱいまでに旬を迎えるので、既に初冬の果物と言っても過言ではないのです。
二十世紀梨を確実に手に入れる方法
二十世紀梨は全国的に流通しているので、オンラインや電話で取り寄せることは可能です。
しかし、二十世紀梨は数ある品種の中でもかなり人気が高く売り切れてしまうことも珍しくありません。
そこで最後にご紹介するのは、二十世紀梨の相場やおすすめの購入方法についてです。
旬の時期は年一回しかないので、以下を読んで確実にゲットする方法を知っておくことをおすすめします。
二十世紀梨の相場は?
価格はお店によって異なり、かつ購入時期によっても様々です。一般的にはキロあたり約600円程度が相場となっています。
ただし、季節外れに販売している贈答用のものなどは相場の倍以上の価格を付けているケースも珍しくありません。
二十世紀梨の購入方法は?
二十世紀梨は青果店に中々出ない程稀な品種という訳ではありませんので、お近くのお店で購入することはさほど難しくないと思いますが、産地から離れるほど価格は上がる傾向にあるため、できるだけお得に購入したいと考えるなら、やはり現地の農場やスーパーなどで直接お買い求めいただくのが良いでしょう。
お得かつ確実に二十世紀梨を入手する方法
二十世紀梨をお得かつ確実に購入したいと考えるなら、こちらでお買い求めいただくのがおすすめです。
条件次第で送料無料になるのはもちろん、珍しい商品を格安で販売しているケースもあるので、筆者も定期的に覗いています。
例えば今回フォーカスしている二十世紀梨だと、お菓子やチューハイなど、あまりお店では見かけない商品もラインナップされています。
まとめ
今回は、鳥取発の人気ブランド梨「二十世紀」についてまとめてみました。
さほど高価でもなく、希少性も高くないので、旬の時期に入手するのはさほど難しくないと思いますが、味の良さ故に人気が高く売り切れは必至です。
今回の記事で紹介した方法で確実に入手し、美味しい食べ方を実践してみて下さいね。