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「期間限定シリーズ」が大人気!食べる宝石「琥珀糖」とは一体どんなお菓子?

2023.11.9

映えるお菓子の典型として挙げられる「琥珀糖」ですが、実はその存在を知らない方も少なくありません。

さらに、確かに綺麗ではあるものの、見た目では食感や味の想像がしにくく、その上どこで購入できるのか?についてもさほど知られていないかもしれません。

そこで今回は、見て良し、食べて良しの絶品お菓子「琥珀糖」にフォーカスし、どんなお菓子なのか?ついてはもちろん、作り方やおすすめの商品を紹介していきます。

食べる宝石?「琥珀糖」ってどんな食べ物?

琥珀糖は水、寒天、砂糖などで作られるお菓子です。食用の色素を混ぜることにより、出来上がりはまるで宝石の様に美しく「食べる宝石」と形容されています。

この琥珀糖、実は日本生まれの和菓子で、誕生したのは江戸時代なのだそう。歴史については以降の章で詳しく紹介していくので、興味がある方はぜひチェックして下さい。

そして気になるのは「味」と「食感」に他なりません。口に入れて噛むとシャリッとした食感と共に、上品な甘味が広がります。

外側は柔らかいのですが、噛んだ時に内側の弾力を感じ、何とも珍しい感覚を味わうことができます。

見た目の印象だと「グミに近いのかな?」と思うかもしれませんが、食べてみるとグミとは全く違うお菓子だと気づくでしょう。

ちなみに、食感や味に関しては、ブランドや商品によって異なります。

琥珀糖の作り方は?

購入して楽しむのも良いと思いますが、実は少ない材料で作ることができます。

必要なものは・・・

【15cm×12cm角型1台分の材料】

●粉寒天(4g)

●グラニュー糖(230g)

●水(150ml)

●色素(好みによる)

以上になります。

そして作り方は以下の通りです。

1.鍋に水と粉寒天を入れ、中火にかける

2.粉寒天が溶けたタイミングでグラニュー糖を加え、中弱火で5分程度ヘラで混ぜながら煮詰めていく

3.雫が垂れなくなったら容器(型)に流し入れ、冷蔵庫に入れる。この際、色素を寒天液に混ぜ入れてもOK

4.固まったら容器から琥珀糖を外し、好きな形にカットすれば完成

ちなみに、色素の代わりにかき氷のシロップやジュースなどを入れて味や香りを付けるのもおすすめです。

琥珀糖の楽しみ方は様々

前項で紹介した通り、琥珀糖の楽しみ方は様々です。

ジュースやシロップを入れて作るだけでなく、例えばワインを混ぜて大人向けのスイーツとしてアレンジしたり、果物の果肉を細かく刻んで混ぜるのもおすすめです。

さらに、琥珀糖自体にアレンジを施すだけでなく、炭酸飲料やジュースなどに琥珀糖を入れると、見た目の可愛さはもちろんのこと、味わいも変化します。

一杯のドリンクをより楽しむことができるので、是非一度お試し下さい。いくつか琥珀糖のアレンジパターンを紹介します。

●リンゴ味の琥珀糖

前記したレシピにリンゴの果肉とレモン汁を加えたアレンジレシピ。リンゴの皮の部分を細かく刻んで混ぜると、味だけでなく見た目も可愛く仕上がります。

●ジンジャーシロップ入りの琥珀糖

レシピにジンジャーシロップを混ぜるだけで完成。ほんのりとした甘さとジンジャーのピリっとした爽やかな辛味を感じることができる大人味の琥珀糖です。

●紅茶味の琥珀糖

紅茶を混ぜて固めるだけの簡単アレンジになります。

濃い目に煮出した紅茶を無糖のまま混ぜるのがおすすめ。グラニュー糖の甘さと相まって、ティータイムに合うスイーツに仕上がります。

●いちごジャムの琥珀糖

前記した基本の材料に牛乳大さじ1杯といちごジャムを適量入れるだけで完成。

味はもちろんのこと、いちごミルクのような色合いが可愛く、お子様のおやつに最適です。

琥珀糖の歴史を知ろう

昨今では「映えるスイーツ」として多くの方から親しまれている琥珀糖ですが、生まれたきっかけや時期はどうなっているのでしょうか?

琥珀糖が誕生した時期やきっかけなどの歴史について、さらに変遷について簡潔に紹介していきます。

琥珀糖の歴史とかつての姿について

琥珀糖が誕生したのは何と江戸時代。当時は貴重で高級だった砂糖と寒天を使って出来たのが「錦玉糖」です。

生み出したのは京都で旅館を営んでいた男性だそうで、冬場に凍った寒天を見て砂糖を混ぜることを思い立ったそう。

そして「琥珀糖」という名前になった経緯は、当時錦玉糖をクチナシの実で琥珀色に染めることがあったため、そこから名付けられたと言われています。

現代のようなアレンジ方法が江戸時代から既に実践されていたのは驚くばかりですね。
目にも涼やかな錦玉羹(きんぎょくかん)という和菓子もありますがこちらに近しいかもしれません。

現在主流の琥珀糖とは?

江戸時代に親しまれていた琥珀糖が、一体どんな味と形だったのかは想像するしかありません。

しかし、砂糖と寒天使ったシンプルなお菓子であることは今でも変わらず、基本的にはさほど大きな変化・変更はないかもしれません。

大きく変わったのは「楽しみ方」に他ならず、ベースの材料に色や匂い、さらには味を変えるための工夫を凝らすようになったことでしょう。

かつては砂糖を使った甘いお菓子として食すことで親しまれていましたが、現在では食べるだけでなく見て楽しむ要素も欠かせないポイントになっています。

おすすめの琥珀糖と購入場所について

実際に琥珀糖を食べてみたいと思っても、どこのお菓子屋さんに行っても売っていないとお困りの方もいるかもしれません。確かに、琥珀糖は古くから親しまれているお菓子ではあるものの、メジャーな存在とは言い難いでしょう。

もちろん、当記事で紹介したレシピを参考にご自身で作ってみるのも一興だと思います。

でも、できれば実際に売っている琥珀糖も食べてみたいと思う方も多いでしょう。

そこで、琥珀糖の中でも人気のものやおすすめのもの、そして購入することができる場所や方法について詳しく紹介していきます。

絶品の琥珀糖を購入できるお店は?

映えるオシャレ和菓子として人気を博している琥珀糖。
ネットで「琥珀糖 レシピ」というワードを検索すると、アレンジレシピが山ほど出てきます。

では、お店で売っている琥珀糖には、どんな商品があるのでしょうか?

一般的に誰でも簡単に作れるお菓子なら、売り物のそれはさぞ可愛らしく美味しいものなのではないか?と考えるでしょう。

そこでまずは、人気のお店とそこで売られている人気の琥珀糖について簡単に紹介していきます。

●シャララ舎

東京都渋谷区の閑静な住宅街にポツンと存在する可愛らしい店舗。

出典:シャララ舎公式HP

季節によって様々な琥珀糖が並び、年齢・性別に関係なく多くのファンが連日訪れます。
全国的に琥珀糖の存在を広めた火付け役として知られる同店は、開店してからもう11年にもなるのだそう。

同店で人気なのは『ローズmixの小瓶』(800円)で、可愛らしい小瓶に詰められた琥珀糖はどれも個性的な形をしており、味もライチやラムネなど、バラエティに富んでいます。水曜日から金曜日までは夜21時まで開いているので、仕事帰りにフラっと立ち寄ることができるのも人気の秘訣かもしれません。

★シャララ舎
住所:東京都渋谷区笹塚1-42-7-101
営業時間:(水〜金)14〜21時(土・日)12〜19時
定休日:月・火
URL:https://shalalasha.com/about

●菓子工房すみ野

三重県多気郡明和町にある菓子工房すみ野は、築100年を超える古民家をリノベーションした美しい店舗がトレードマークです。

そこで販売されているのは、何と琥珀糖のみ。そこには、琥珀糖を明和町の名物にしたいというオーナーの強い意向があってのことだそう。

人気商品は『いつきこはく』(990円)で、フルーツやコーヒー、紅茶など、様々な味や形の琥珀糖が詰め合わせになった一品になります。

最近では遠方からも購入に訪れるお客様が増えているそうですが、個人で製造・販売しているため、数に限りがあるのだそう。

売り切れ必至の絶品な琥珀糖と聞けば、誰でも一度は食べてみたいと思いますよね。

★菓子工房すみ野
住所:三重県多気郡明和町斎宮118
営業時間:10~17時
定休日:月・火・水
URL:https://itsukikohaku.tokyo/syouhin/

●越乃雪本舗 大和屋

日本三大銘菓として知られる「越乃雪」を生み出した老舗菓子店、越乃雪本舗 大和屋でも琥珀糖が販売されています。

しかも同店の琥珀糖はちょっと風変わりで、「伝統的な製法の干菓子の魅力を伝えたい」というテーマのもとで作られた「おさとうのまほう」シリーズは、どれもまるで本物のおもちゃのように作られており、見て食べて楽しめる魅力的なラインナップになっています。

中でも、「こはくのつみき」(1296円)は絵本仕立てになっており、ページをめくるとまるで積み木のような可愛らしい琥珀糖がいくつも出てくるという仕組みになっています。

しかも、実際に積み木のように遊ぶこともできるので、小さなお子様にはたまらない商品です。

★越乃雪本舗 大和屋

住所:新潟県長岡市柳原町3-3
営業時間:9~17時30分
定休日:日・水は不定期
URL:https://www.koshinoyuki-yamatoya.co.jp/

おすすめの琥珀糖は?

たくさんの琥珀糖がありますがいずも庵で取り扱っている琥珀糖をご紹介します。
レビューでは、平均4.6点(5点満点)を獲得しており、その多くが見た目と味の両方を絶賛するコメントで溢れています。

●琥珀糖「宝石果」(岡伊三郎商店)

島根の菓子店、岡伊三郎商店発の人気琥珀糖である「宝石果」は、その名の通り宝石のような美しい形が印象的な逸品。

季節によってフレーバーが変わり、年に一度のタイミングでしか味わうことができないという希少性もあり、発売後即売り切れしまうことも珍しくないのだそう。

ご自宅用として楽しむのはもちろん、贈答用としても喜ばれること間違いなしの逸品ですので、興味がある方は是非一度お試し下さい。

琥珀糖をお求めいただけるリンク先をご紹介します。

宝石菓商品一覧>

購入時の注意点

宝石菓は購入時期によって購入できるフレーバーが異なっており、時期もの以外の商品は「sold out」になっていて、購入することができないのでご注意下さい。

参考までに季節ごとに販売している琥珀糖宝石菓シリーズを載せておきます。

いろどり宝石菓・・・通年

さくら宝石菓・・・春限定

涼彩宝石菓・・・夏限定

柿味秋色宝石菓・・・秋限定

葡萄宝石菓・・・秋限定

いちごみるく宝石菓・・・冬限定

売り切れてしまう前にぜひ一度お試しいただくことをおすすめします。

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