フルーツ界のエースとして当然の人気を誇る「いちご」ですが、品種の多さはもちろん価格も高低様々あり、一体どれを購入すれば良いのか迷ってしまいがちです。
中でも、新品種は試した例が少なく、レビューを見かけないなんてことも珍しくありません。
そこで今回は、鳥取県が誇る人気の新品種いちご「とっておき」にフォーカスし、他の人気品種との比較や味の特徴、さらにはおすすめの購入先などについて紹介していきます。
新品種いちご「とっておき」とはどんないちご?
鳥取県の特産物と言えば、らっきょうやブロッコリー、さらにはブランド和牛などが挙げられます。
中でも果物は特に有名な品種が多く、全国一の生産量を誇る「二十世紀梨」や、ピオーネ・デラウェアなどに代表されるブドウも鳥取の名産品です。
そして特筆すべきは今回フォーカスする「いちご」に他ならず、章姫や紅ほっぺなど、全国的に人気となっている品種や「とっておき」という新品種も栽培されています。
そしてここでは、鳥取県で栽培されているいちごの詳細について紹介していきます。
鳥取県産で人気の品種とは?
冒頭で紹介した様に、鳥取では章姫、紅ほっぺ、とっておきといった人気の三品種を栽培しています。
しかしながら全国的に人気の品種として知られる章姫と紅ほっぺは、鳥取県だけで栽培している品種ではありません。
主な産地はどちらも静岡県となり、鳥取県で独占栽培している品種はとっておきのみとなります。
もちろんそれら品種はどれも人気なのですが、やはり独占栽培しているとっておきの人気は他に追随を許さぬ程で、出荷されるとすぐに完売してしまう店舗もあるそうです。
3品種比較「とっておき」が優れている点は?
では、なぜとっておきに人気が集中しているのか? についてですが、その主な要因は・・・
●甘さだけでなく酸味もしっかりあるので料理にも使いやすい点
●酸味はあるがかなり抑えられているので子供でも食べやすい点
●出荷数が限られており希少性が高い点
などが挙げられます。
とは言え、価格は章姫・紅ほっぺよりも高く設定されています。
・章姫・・・40〜70円(/粒)程度
・紅ほっぺ・・・70〜150円(/粒)程度
・とっておき・・・120〜200円(/粒)程度
とっておきは章姫と他種のいちごを掛け合わせて誕生した品種なので、章姫以上の価格になるのは当然でしょう。とっておきは章姫の芳醇な甘味と、強すぎない爽やかな酸味が合わさった正にプレミアムな逸品と言えます。
「とっておき」が生まれた背景は?
とっておきは、鳥取県独自のいちごを生み出すべく、約20年もの歳月をかけて開発。鳥取県の気候に合い、多収で高品質な品種を目指した結果、収穫時期を通して食味が良く、かつ果実硬度が高く県外輸送に向いた「とっておき」が誕生したそうです。
ちなみに、「とっておき」という名前は『なんでもない一日がとっておきな一日になる様な美味しさを届けたい』という気持ちから付けられたのだそう。
「とっておき」を美味しく食べる方法
いちごは調理するより、そのまま食べたほうが美味しいと言われたら、反論の余地もありません。
それに、とっておきはいわゆる高級いちごと呼ばれる品種である以上、そのままの状態を楽しみたいと思うのは当然です。
しかし、いちごはお菓子の材料としても定番のフルーツですし、とっておきレベルのいちごがスイーツとして生まれ変わったら、どんなメニューでも美味しいのは確実と言えるでしょう。
そこで同章では、とっておきをより美味しく食べる方法について紹介していきたいと思います。
新鮮な「とっておき」をそのまま食べる
一番おすすめの食べ方は、言わずもがなですが「そのまま食べる」に尽きます。
上品な甘さと爽やかな酸味、そして歯応えは、他のいちごと一線を画す斬新な感覚です。
砂糖や練乳をかけて食べるのが勿体なく感じるレベルの芳醇な味わいは、正に唯一無二のものと言っても過言ではありません。
県内や一部地域のケーキ屋さんで食べられる
そのまま食べるのはもちろんですが、とっておきは甘味と酸味のバランスが良く、調理にも向いているそうです。
ジャムやピューレにして楽しむのはもちろんですが、ケーキの材料としても適しています。
その証拠に、鳥取県内のスイーツ店では、とっておきを使った絶品の洋菓子が多数作られているそうです。扱っているお店とおすすめの商品を一部紹介すると・・・
●パンドラの箱
鳥取県東部に位置する人気スイーツショップ「パンドラの箱」の看板メニューはとっておきを使った極上スイーツ『いちごモンブラン(529円)』です。
かつては別の品種のいちごを使っていたそうですが、とっておきの味と存在を知ってから、程なく差し替えたのだそう。
ちなみにいちご同様「いちごモンブラン」も期間限定になるので、店舗のHPで販売時期を調べてからお買い求めいただくことをおすすめします。
★パンドラの箱
住所:鳥取県鳥取市吉方温泉3丁目852
営業時間:9~20時30分
定休日:水
URL:https://pandorabox.co.jp/
●Hayami洋菓子店
鳥取県西部、境港にある人気スイーツショップ「Hayami洋菓子店」では、とっておきがたっぷり乗った絶品の「苺タルト」が販売されています。
言わずもがなですが、こちらも期間限定の超人気商品となるため、販売されている時期は早々に売り切れてしまうこともあるのだとか。
さらに、「苺とホワイトチョコムース」には、とっておきを煮詰めた絶品のソースが使われているそうです。
予約や取り置きもできるみたいなので、近くに寄った際はぜひ一報入れてみてはいかがでしょうか。
★Hayami洋菓子店
住所:鳥取県境港市岬町1-76
営業時間:11~18時
定休日:火・水・木(火曜日は不定期営業)
URL:https://hayami-y.com/
●平吾菓子舗
スイーツは何も洋菓子だけではありません。
鳥取県の老舗和菓子店、平吾菓子舗では、とっておきを使った苺大福が販売されており、人気となっています。
粒あんの程よい甘さと、とっておきの爽やかな酸味が相まって非常に芳醇な味わいなのだそう。
しかもこの苺大福、とっておきのみならず、餅米も鳥取県産のものを使っているのだとか。
地元の素材をふんだんに使った絶品の苺大福は言わずもがなですが、売り切れ必至の逸品だそうです。
★平吾菓子舗
住所:鳥取県鳥取市鹿野町鹿野1177
営業時間:8~18時30分
定休日:火
URL:https://www.instagram.com/hirago_kashiho/
●TOTTORI CHEESE GARDEN
これを紹介せずに、とっておきスイーツは語れないという程の一品こそ、TOTTORI CHEESE GARDENの『とっておきパフェ(1,700円)』です。
見たイメージを一言で語るなら「とっておきタワー」に他ならず、てっぺんから器の底までとっておきで敷き詰められた様は正に圧巻。
ホイップクリーム、プリン、スポンジ、とっておき、さらにはとっておきを使ったいちごアイスで構成された巨大なパフェは、一人で食べるのはやや無理がありそうな一品。
鳥取に訪れた際は必ず寄って試すべきでしょう。
ちなみに、同店には「とっておきメニュー」が存在しており、とっておきを使った「とっておきと生ハムのブッラータ(1,500円)や「とっておき苺チーズドリンク(850円)」なども販売されています。
★TOTTORI CHEESE GARDEN
住所:鳥取県鳥取市薬師町46-3
営業時間:9~17時30分
定休日:日・月
URL:https://www.nonona.org/shop/cheesegarden/
食べられる時期と保存方法は?
とっておきは早いもので11月下旬頃から収穫が始まり、その後5月頃まで続きます。
そして旬は12月下旬から3月中旬頃となるそうです。
ちなみに、そのまま食べるにせよ、加工して楽しむにせよ、とっておきは非常にデリケートな果物なので、長く新鮮に保ちたいのであれば、ヘタを下向きに置いたいちごをアルミホイルでまとめてくるみ、冷蔵庫で保管するのが良いでしょう。
この方法なら10日前後は新鮮なまま保つことができると言われています。
絶品の「とっておき」を確実にゲットする方法とは?
期間・生産量に限りのあるとっておき。一度は試してみたいと考える方にとっては、販売時期を狙って確実に入手したいと思うのでは?
そこで最後にご紹介するのは、とっておきを高確率で購入する方法についてです。
時期を逃してしまったら一年先まで待たなければならない為、しかるべきタイミングで確実にゲットしたいと考えるなら、ぜひ以下をお読み飛ばしない様に。
「とっておき」は売り切れ必至の人気商品
言わずもがなですが、とっておきは超人気商品です。
かつ再三紹介した様に、鳥取県でしか生産されておらず、時期になると全国から注文が殺到する為、入手困難な一品と言っても過言ではありません。
ちなみに、鳥取県で最も栽培されている苺の品種はとっておきではなく章姫だそうです。
鳥取県以外でも生産されている章姫は比較的入手しやすい品種ですが、それよりも圧倒的に生産量が少ないとっておきが入手しにくいのは当然と言えます。
また、販売時期にとっておきの販売サイトを転々とした経験がある方ならお分かりいただけると思いますが、とにかく売り切れが早いです。
入荷後即完売なんてことはザラなので、幻の苺と形容されるのもわかります。
県外のスーパーや小売店では買えない?
前記したように、とっておきは硬度が高く県外輸送に向いた果物だと言われていますが、いちごという果物の特性上、非常にデリケートであることに変わりはありません。
さらに生産数も限定的なので実際に県外の小売店で販売されているケースは多くない様です。
現地なら青果店や道の駅などで購入できると思いますが、県外ではごく一部の青果店に入るかどうかといったところでしょう。
確実にゲットしたいなら現地で購入するかネットショップでのご購入をおすすめします。
おすすめの購入先と購入方法とは?
前項で購入するならネットショップがおすすめと書きましたが、正直どのネットショップでも良いとは言えません。
何せとっておきは高級いちごにカテゴライズされる逸品なので、サイトごとに結構価格差があります。
ただし、安ければ良いと言うわけでもなく、平均価格で送料も安く、かつ良いレビューが多いショップで購入するのがおすすめです。
そして筆者がおすすめするのは・・・
コチラになります。
販売価格は平均的ですし、送料も無料。かつ実際に購入した方のレビューも良質なものが多く、信用できるショップであることは間違いないことがわかります。
さらに、同店では「痛み」や「破損」に関してはしっかり返品・返金対応してくれるそう。
足が早い果物なので、そのサービスは非常に良心的ですよね。ブックマーク必至ですよ。