食の国出雲が誇る名産物と言えば、和牛やお米などが注目されがちです。しかし実は、果物も非常に豊富。
中でも、出雲市多伎町はいちじくの産地として知られ、JR小田駅からほどないところには『出雲市いちじくの里 多伎いちじく館』という直売所があるほどです。
そこで今回は、出雲が誇る人気フルーツ「多伎いちじく」をクローズアップし、商品の詳細や美味しい食べ方などについて紹介していきます。
出雲の絶品フルーツ「多伎いちじく」とは?
意外だと思う方が多いかもしれませんが、冒頭で説明した様に、多岐いちじくは出雲が誇る人気フルーツの一つです。
JAしまねによると、多伎いちじくの生産部会に所属する農家80戸が農地約14.2ヘクタールを使って栽培しているそうで、収穫量は毎年150トン弱にもなると言われています。
ではその多伎いちじくとはどんな特徴があるのでしょうか?
多伎いちじくの形や大きさは?
多伎いちじくは「蓬莱柿(ほうらいし)」と呼ばれる種類のいちじくで、見た目の特徴は普通のいちじくとさほど変わりはなく、果皮は褐色から赤紫のグラデーション。
ただしサイズは60〜100gとやや小ぶりとなり、先が割れやすく日持ちしないのが特徴です。
多伎いちじくはどんな味?
いちじくと言えば酸味が強い果物として知られていますが、多伎いちじくも、噛むと口の中にほのかな酸味と上品な甘さが広がり、しっとりとした後味を感じることができます。
他の品種よりも酸味はややマイルドだと言われており、芳醇な甘味があることから、いわゆるいちじく特有の酸味が苦手な方にも好まれる傾向がある様です。
多伎いちじくは珍しい品種?
あまり知られていないかもしれませんが、実は国内で栽培されているいちじくの品種はとても多くあります。
最も栽培量の多い「桝井ドーフィン」をはじめ、ブラウンターキーやザ・キング、さらには近年福岡県で作られているブランドいちじく「とよみつひめ」など、各地で多数の品種が栽培されているのです。
中でも多伎いちじくの品種である「蓬莱柿」は、元々西日本を中心に栽培されている品種でしたが、近年ではその味が評判となり、全国に配送される様になりました。
多伎いちじくを美味しく食べる方法
いちじくの最適な食べ方とは何か? と考えた際、恐らく大半の方が「そのまま食べる」ことを選ぶと思いますが、実は調理しても美味しい果物であることはあまり知られていません。
ここでは、多伎いちじくの美味しい調理方法についていくつか紹介していきます。
多伎いちじくの甘露煮
【材料】
多伎いちじく・・・8個(400g程度)
砂糖・・・・・・・100g
レモン汁・・・・・小さじ1
お湯・・・・・・・適量
【作り方】
①いちじくのヘタを切る
↓
②沸騰したお湯にいちじくを入れ、2分程度茹でる
↓
③茹でたいちじくを別の鍋に入れ、そこに砂糖とレモン汁を加えて弱火で煮る
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④砂糖が溶け切ったタイミングを見計らい、落とし蓋をしてさらに1時間程度煮続ける
↓
⑤鍋の水分が半分程度まで減ったら完成
欠かせないのは、最初にいちじくを下茹でする工程です。そこでしっかりとアクを取り除いておかないと、食べた時にえぐみが残ってしまいます。
多伎いちじくジャム
【材料】
多伎いちじく・・・4個(200g程度)
砂糖・・・・・・・60g
レモン汁・・・・・大さじ2
【作り方】
①いちじくの皮を剥いて1センチ角に切り、それを熱した鍋に入れてヘラで潰しながら中火で煮ていく
↓
②砂糖とレモン汁を加え、さらに中火で煮ていく
↓
③沸騰したら弱火に落とし、かき混ぜながら鍋の中の量が2/3程度になるまで煮続ける
↓
④粗熱を取り、鍋から別の容器に移せば完成
分量はお好みですが、上記レシピで作った場合だと、約190g分のジャムが出来上がります。パンにつけたり、ヨーグルトに入れたりと、美味しく食べる方法は様々あります。
多伎いちじくのコンポート
【材料】
多伎いちじく・・・6個(300g程度)
砂糖・・・・・・・100g程度
レモン汁・・・・・大さじ1
赤ワイン・・・・・大さじ3
【作り方】
①いちじくのヘタを切る(皮を残すかどうかは好みで)
↓
②鍋にいちじくを重ならない様に並べ、ヒタヒタになるまで水を加えて弱火で煮る
↓
③10分ほど煮続け、いちじくが柔らかくなってきたら完成
赤ワインは風味付けなので、無い場合は入れなくても十分美味しく食べられます。そのまま食べても良し、アイスに添えて出せば、豪華なデザートとしても愉しむことができます。
多伎いちじくを使った絶品商品と購入方法
前章では多伎いちじくを美味しく食べるためのレシピをいくつか紹介しましたが、実は加工品としても様々な商品が売られています。
そこで最後に、多伎いちじくを使った人気商品とそれらの購入方法について紹介していきます。
一度食べてみたいと思った方はぜひ参考にしてみてください。
多伎いちじくのドライフルーツ
一口頬張ると、口の中いっぱいに爽やかな酸味と芳醇な甘味が広がり、噛めばプチプチとした食感も愉しむことができます。
もちろんおやつとしてそのまま食べても美味しいのですが、紅茶に入れて飲むのもおすすめです。
ご購入先は↓
https://izumoan.com/view/item/000000000437?category_page_id=ct125
多伎いいじくゼリー
多伎いちじくをふんだんに入れたゼリーは、お中元やお歳暮に最適な高級感溢れる逸品です。
しっかりとしたやや硬めのゼリーの中には、いちじくの果肉も入っており、一口含むと程よい酸味と柔らかな甘味が広がり、十分な満足感を得られます。
ご購入先は↓
https://item.rakuten.co.jp/en-musubi/10000644/
多岐いちじくドレッシング
驚くことに、多伎いちじくのドレッシングが製造・販売されており、かつ美味しいと評判になっています。
見た目も鮮やかな薄紅色のドレッシングの中には、完熟した多伎いちじくとフレッシュなハーブが交わり、果実の甘さと酸味、そしてハーブの爽やかさが相まって、とてもスッキリとした味わいを愉しむことができます。
サラダにはもちろん、魚介のカルパッチョなどにも合います。
ご購入先は↓
https://izumoan.com/view/item/000000000584
多岐いちじくにまつわる商品をネット購入する方法
上記で紹介した商品は、どれも「いずも庵」で購入できます。また、上記をまとめたお得なギフトセットも販売しているので、お中元やお歳暮にいかがでしょうか?
ちなみに、多伎いちじくの収穫時期や収穫量などにより、販売量や販売するタイミングが毎年異なる可能性があるため、製造するタイミングや売り切れなどによってご購入できないケースもある点をご了承下さい。
まずは絶品の多伎いちじく製品をお試し下さい。