赤天とはどのような商品なのか気になりますよね。
島根県浜田市の名産として愛されていますが、原材料の秘密や歴史についてまとめました。
全国からファンを集める魅力について解説していきます。
赤天とは?
赤天/赤てんとは、かまぼこの1種です。
色も赤く個性的な見た目をしていることも特徴的です。
今回は、赤天の
- 歴史
- 製造会社
- 原材料
- 作り方
について特徴をまとめていきます。
赤天の歴史
赤天の歴史は、第二次世界大戦後の食糧難から始まったと言われています。
山本蒲鉾店の当時の社長がお客様に「ハムカツを作って欲しい」とお願いされましたが、当時はハムの入手が難しい状況でした。
そこで蒲鉾製造で余った材料で新商品開発を考え、大人が楽しめるように唐辛子を加えて製造されました。その結果生まれた商品が「フライ天」であり、同じ製法を真似た同業者が「赤天」と名付けたとされています。
名前の由来は、「切ってみると現れる赤い断面」からです。
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参考記事:山本蒲鉾店より
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その後、昭和62年にテレビで紹介され認知度も高まり、2014年にも「世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?」では、ドイツの人々にビールに合うおつまみを調査した結果、赤天が1位を獲得しています。
その結果、現在は東京の有名店でも取り扱いされるような人気商品となっています。
※いずも庵で取り扱っている人気の赤天はこちらをご覧ください。
https://izumoan.com/view/category/ct188
赤天の製造会社
浜田市の3社限定で製造
赤天は浜田市の名物として開発されましたが、全国に知られた今では類似品を作られては売上にも大きく影響してしまいます。そこで、江木蒲鉾店が商標登録を行い、現在は山本蒲鉾店と山文蒲鉾店など小規模の製造会社だけに製造を認められています。
赤天の赤色の理由
赤天の赤色は、製作秘話のようにハムカツの色を出すために唐辛子を加えられています。
現在は着色料を使用しているため、ピンク色をした赤天も出回っています。
「山文蒲鉾さんの赤天」と「江木なうなう赤てん」の原材料を確認してみましょう。
赤天の原材料(山文蒲鉾)
江木なうなう赤てん
どちらも原材料は似ていますね。
着色料だけでなく唐辛子も使用されており、隠し味にカレー粉などの違いがあります。
赤天の作り方
赤天の作り方やレシピは現在公開されていません。
赤天は蒲鉾の1種のため、魚のすり身に唐辛子を練り込み、食紅を加えて赤色のすり身を作ります。その後、パン粉を付けて揚げていく流れとなります。冷凍の魚だけを使用するなどの情報も出回っていますが、正確な情報かどうか定かではありません。
赤天の口コミ
今回は当サイトでも取り扱いしている「江木なうなう赤てん」に絞り、口コミをまとめていきます。
懐かしい味
- 懐かしい味ですね。味も変わらずで安心でした
- 山陰で過ごした少年時代を思い出させてくれました
- 変わらない味を守り続けてくれて感謝です
このように、地元民にとって親しみ深い商品だと言えます。
多くの世代に愛されている商品だと感じさせられます。
リピーター続出!
- 美味しすぎてすぐに無くなりリピートです
- トースターで焼いてマヨネーズを付けると最高
- 会社の先輩からお裾分けしてもらってからハマりました
レビューはかなり高い状況で赤天を紹介でおすすめされ、ハマった方も多いと感じます。
初めて赤天を食べた方にとってもかなりの好評でした。
赤天の美味しい食べ方
赤てんの美味しい食べ方は様々です。
アレンジ次第で可能性は無限大ですので、いろいろな料理に加えてみると新たな発見があるかもしれません。
マヨネーズ醤油に付ける
赤てんをフライパンやトースターでカリッとするまで焼きます。
あとはマヨネーズ醤油に付けて食べるだけですが、これがご飯にも合う絶品のおかずに変わります!
他にもタルタルソースや生姜醤油、ウスターソースなども合うので試してみる価値ありです。
卵に加える
赤てんを細かく刻み、卵焼きにして食べると絶品です。
味付けはめんつゆや白だしを軽く加えると卵にも下味が付いてバランスも良くなります。
もちろん卵焼き以外にもスクランブルエッグやオムレツに加えても合いますので、お好みでどうぞ!
赤天はどこで買える?
赤てんは島根のスーパーなどで購入できますが、他県のスーパーで見かける機会は少ない状況となります。
東京では「日比谷シャンテ」で取り扱いがあったりもするため、全国各地で島根県のご当地イベントが開催されていれば赤てんを直接購入できる可能性があります。現在は楽天市場などの通販サイトでも取り扱いがある状況ですので、手軽に購入することが可能です。