木村式自然栽培で完全無農薬、無化学堆肥で育ったきぬむすめ
野口さんのお米
豊かな自然に囲まれた鳥取県琴浦町。田んぼの圃場で一人ポツンと作業をする人物がいます。
お名前は野口さん。
一見元気なおじいじゃんという印象を受けますが、現在病気を患っており、今もなおその病気と闘っています。
つらい病気を患ってもなお、田んぼに情熱を注ぐのか・・
実は野口さん、病気を患うまで農業には手を出さなかったといいます。
病気を患い、本当に体に良いものは何なのかと考えるようになり、行き着いた先が無農薬、無化学肥料でお米を育てることでした。
日本人が毎日食べるお米は安全で心から安心しておいしく食べるべきだ。
そんな思いからお米作りの挑戦が始まります。
無農薬を可能にした木村式自然栽培
木村式自然栽培と聞いてもピンと来ないかもしれませんが奇跡のリンゴという言葉は一度は聞いたことがあるかもしれませんね。
簡単に説明すると無農薬、無化学肥料での栽培方法を木村式自然栽培と言います。
不可能であると言われた無農薬栽培を可能にした。
我々一般人からするとその業績がどれほど偉大なものなのかはあまり想像できませんが、まさにそれは奇跡と言ってもいいほどの偉業なのだと言います。
木村式自然栽培を米作りに応用
無農薬や無化学肥料での農業において何が一番大変なのかは、やはり害虫、雑草の繁殖の対応になるかと思います。
虫も食べるほど安全でおいしいお米なのだけれど、虫に食べられてしまったら元もこうもありません。
栄養を雑草に吸い取られてしまったらおいしいお米はできません。
だからその手間を省くために農薬が使われるわけですが、心から安心して食べられるかと聞かれると首は縦にはふれないでしょう。
そこで木村式自然栽培を応用させます。
まずは土台となる土づくり
まず田んぼに水を張りイトミミズを放出させます。
こうすることで泥が柔らかくなりトロトロ層とよばれる状態の土に変化します。
イトミミズが泥を吸って吐くことで雑草が生えにくくなるのです。
害虫対策にはマメ科の植物
人の手によって害虫対策もできますが無農薬栽培となるとそれも困難になってしまいます。
そこで自然の力を借りるわけですが、畦(あぜ)にマメ科の植物を植えることで虫が近寄りづらくなり害虫対策になります。
水もおいしいお米作りに必須
鳥取の大山を通ってできる加勢蛇川の水を直接田んぼに引いてます。
米作りにおいて水は重要な役割を持っていますが、豊かな自然から生み出さる水はまさに一級品です。
清らかな水だから稲も伸び伸びと育ちます。
鳥取県のきぬむすめは最高品質
鳥取県で生産されるきぬむすめは気候の状態や立地の関係でおいしいお米として認知されています。
コシヒカリに負けない旨味を持ち、炊いた後のつやと甘みは絶品です。
そして忘れてはいけないのが木村式自然栽培で育ったお米だということ。
お米本来の優しい甘みを直で堪能できます。
手間とコストの関係で少々値は張りますが、毎日食べるお米だからこそ気兼ねなく安心して食べたいですよね。
名称 |
米 |
産地 |
鳥取県 |
品種 |
きぬむすめ |
産年 |
令和元年 |
割合 |
単一原料米 |
内容量 |
30kg |