こんにちは。いずも庵スタッフの山口です。
暦の上では大暑を過ぎ、いよいよ夏本番といった季節になりましたね。
こうも暑い日が続くと、喉を潤す瑞々しい果物が恋しくなるものです。
私自身、美味しいものには目がありませんが、特にこの時期の 「メロン」には並々ならぬこだわり を持っています。

ECサイトを運営して6年になりますが、私のミッションは「山陰の豊かな食を全国の皆様にお届けすること」です。
ただ、商品を画面上に並べるだけでは、その真の価値を伝えきれないと常々思っているんですよね。
そこで今回は、私たちが自信を持っておすすめしている「ペルルメロン」の美味しさの原点を探るべく、鳥取県に農園を構える生産者・竹信慶一さんのもとへ直接伺ってきました。
太陽の光を一身に浴びたハウスの中で、一体どのような魔法がかけられているのか。
情熱あふれる取材の様子を、5000字のボリュームでたっぷりとお届けしたいと思います。
まるで真珠のような輝き。なぜ「ペルルメロン」なのか?

鳥取県内ののどかな風景の中、車を走らせて竹信さんの農園に到着すると、青々とした葉が茂るビニールハウスが目に飛び込んできました。
一歩足を踏み入れれば、そこは外気以上の熱気と、どこか懐かしい土の香りに包まれています。

「店長、わざわざ遠くまでありがとうございます」
日焼けした肌に爽やかな笑顔を浮かべて迎えてくださったのが、今回の主役、竹信慶一さんです。
早速、スタッフが一番気になっていた質問をぶつけてみました。
それは、数あるメロンの品種の中で、なぜ「ペルル」だったのか、ということです。
「もともとは、私の祖父の代にプリンスメロンを作っていたんですよ。でもプリンスメロンは非常にデリケートで、収穫間際に雨が降ると、その水分を吸ってすぐにパカッと実が割れてしまう。それが長年の悩みでした」
竹信さんは、当時の苦労を思い出すように目を細めました。
農家にとって、手塩にかけて育てた作物が収穫直前に台無しになることほど辛いことはありません。
そんな中、雨に強く、かつ味が極めて安定しているという「ペルル」という品種の存在を知ったそうです。
「最初は販売用ではなく、自分たちが家で食べる分から作り始めたんです。そしたら、これが本当に甘くて美味しい。糖度が安定しているから、誰に食べてもらっても喜ばれる。そこから、本格的にこの地でペルルメロンを育てる決意をしました」
竹信さんが本格的に就農した際、主力であるスイカの出荷が終わる7月以降の「次の一手」として選んだのが、このペルルメロンでした。
「ペルル」とはフランス語で 「真珠」 を意味します。
その名の通り、美しく、そして高貴な甘みを持つこのメロンは、梅雨時期の湿度や天候の急変にも耐えうる強さを持っていました。
この土地の気候に最も適した、まさに「運命の品種」だったということですね。
「木が死んでも、実は甘くなる」——極限状態で生まれる禁断の糖度

メロン作りと聞くと、どこか優雅なイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、お話を伺ううちに、それが極めて緻密で、体力を削る真剣勝負であることを痛感しました。
竹信さんが最も神経を使うのは、実は「収穫の直前」なのだそうです。
「メロンの糖度がグンと上がるのは、収穫の10日から2週間前という最後の最後なんです。ここが一番の勝負所ですね」
それまで順調に育っていても、実が肥大し、糖分を蓄える最終段階に入ると、株全体の栄養がすべて実に集中してしまいます。
すると、あんなに元気だった木自体が、みるみるうちに弱っていってしまう。
実は、メロンは自らの命を削って、あの官能的な甘さを生み出しているんです。
「収穫のその瞬間まで、いかに木を元気に、生き生きと維持できるか。ここが技術の見せ所であり、一番難しいところです。木が完全に死んでしまえば、そこから糖度は上がりませんから」
これを聞いた時、私は少し胸が熱くなりました。
私たちが何気なく口にしているあの一口の甘さは、植物としてのメロンの「最後の輝き」そのものだったわけですから。
もはや「母性」に近いような、あるいは「職人魂」との共鳴のような、崇高なエネルギーを感じずにはいられませんでした。
さらに、ここ数年の異常とも言える猛暑が追い打ちをかけます。
ハウスの中は、対策をしなければ40度近くまで上がってしまうことも珍しくありません。
30度を超える日が続くと、繊細なメロンの皮は強い日差しで「日焼け」を起こし、商品価値が下がってしまいます。
「日焼けを防ぐためにトンネルを白く塗ったり、遮光ネットを絶妙なタイミングで張ったりと、毎日が試行錯誤です。」
竹信さんは笑って仰いますが、その眼差しは真剣そのものです。
一つの実を完璧な状態で届けるために、24時間体制で天候と対話している。
そんなストイックな姿勢に、私は深く感銘を受けました。
箱に入りきらない!?2026年産が「過去最高」と断言できるこれだけの理由

さて、皆様が一番気になっているのは「今年の出来」ですよね。
ハウス内を見渡すと、そこにはずっしりと重そうな、立派なメロンが整然と並んでいました。
「今年は例年以上に、初期の生育が非常に良かったんです。その結果、玉が大きくなりすぎて、用意していた箱に入らないものが続出するほどで(笑)。嬉しい悲鳴ですね」
竹信さんの農園では、毎年約6,000玉ほどのメロンを管理されています。
- 初期生育が抜群に良く、果実が大きく育った。
- 新しく使い始めた圃場のコンディションが最高だった。
- 梅雨時期に晴天に恵まれ、十分な日照時間を確保できた。
「メロンは本来、曇りや雨が続くと味がぼやけてしまうのですが、今年は梅雨時期でも晴天に恵まれました。日照時間をしっかり確保できているので、糖度は間違いなく仕上がっています。自信を持って『いい出来だ』と言い切れる状況ですよ」
生産者の方が自ら「自信がある」と仰る時の力強さほど、仕入れ担当として心強いものはありません。
実際に私も一つ手に持たせていただきましたが、指先に伝わる重量感、そして細かく均一に張り巡らされた網目の美しさは、まさに職人技の結晶でした。
「サクッ、ジュワッ……」
想像してみてください。
キンキンに冷えたメロンに包丁を入れる音。
溢れ出す芳醇な香りと、一口含んだ瞬間に広がる上品な果汁。
体温がスッと下がるような清涼感と、後を引く濃厚な甘み。
2026年のペルルメロンは、まさに 「奇跡の気象条件」 が生み出した特別な味わいになっているのだと思います。
「美味しい」の声が、次への高いハードルであり活力

取材も終盤に差し掛かり、竹信さんに「農業を続けていて、一番嬉しい瞬間」について尋ねました。
すると、それまで専門的な栽培技術について語っていた竹信さんの表情が、一気に柔らかくなりました。
「やっぱり、食べてくださった方から『今年のメロンも美味しかったよ』というリアクションをいただいた時。それがすべてですね」
私たちはECサイトを通じて全国に販売していますが、お客様からのレビューやメッセージは必ず竹信さんにも共有しています。
竹信さんにとって、立派なメロンが収穫できた瞬間は、あくまで通過点に過ぎないのだそうです。
「私たちが作っているのは『モノ』ではなく、食べた時の『喜び』なんです。毎年リピートしてくださる方がいるというのは、去年の私たちの仕事に合格点をいただけた証拠。それは大きなやりがいになりますが、同時に『今年も絶対に裏切れない』という良い意味でのプレッシャーにもなっています」
この「期待に応え続ける」という姿勢。
これこそが、私たちが竹信さんのメロンを選び続ける最大の理由です。
現状に満足せず、毎年少しでも高いクオリティを目指すその精神が、ペルルメロンの味をさらに深化させているのですね。
(たまに「そんなにプレッシャー感じて大丈夫ですか?」と一人乗りツッコミをしたくなりますが、そのストイックさが竹信さんの魅力なのです。笑)
現場の温度感を届ける。ECサイト運営者の独り言
ここで少しだけ、私の個人的な思いを語らせてください。
私はECサイトを運営して今年で6年目になります。
楽天市場で「月間優良ショップ」をいただいたり、「ショップ・オブ・ザ・マンス」を受賞したりと、おかげさまで多くのお客様に支えられてきました。
しかし、デジタルの世界であればあるほど、その裏側にある 「人の温度感」 を大切にしたいと考えています。
ボタン一つで物が届く時代だからこそ、その「物」が生まれるまでのストーリーを伝えたい。
スーパーに行けば、いつでもどこでも果物が手に入るかもしれません。
しかし、その果物が誰によって、どんな苦労を経て、どんな思いで育てられたのかを知る機会はそう多くありません。
竹信さんのような生産者の方と直接お話しし、その情熱を肌で感じることで、私たちは皆様に「味以上の価値」をお届けできるのだと信じています。
今回の取材を通じて、ペルルメロンの甘さは、単なる糖度の数値だけではないことを再確認しました。
それは、竹信さんの「胃が痛くなるような」徹底した管理と、食べる人を思う優しさからくる甘さなのです。
山陰の豊かな自然と、人の情熱が合わさったこの味を、ぜひ皆様の食卓でも体験していただきたいです。
週末の贅沢を、大切な人と分かち合う

さて、このペルルメロンですが、どんなシーンで楽しむのが一番でしょうか?
もちろん「自分へのご褒美」としても最高ですが、私はぜひ「大切な人との団らん」のお供にしていただきたいと考えています。
週末、キンキンに冷やしたこのメロンを家族で囲む時間。
一口食べた瞬間に家族の顔がほころび、「美味しいね」という会話が生まれる。
そのひとときは、どんな高級な海外旅行よりも贅沢な思い出になるはず。
また、お中元や大切な方へのギフトとしても、これ以上ない選択肢です。
「真珠(ペルル)のような輝き」を持つこのメロンは、箱を開けた瞬間の感動が違います。
「こんなに立派なメロン、初めて見た!」
そんな驚きとともに、あなたの真心が相手に届くことでしょう。
最後に、竹信さんから「いずも庵」をご利用いただいている皆様へメッセージをいただきました。
「今年もできる限りの手間をかけ、一玉一玉に愛情を詰め込んで育て上げました。今、この瞬間が一番美味しいという最高の状態でお届けします。大切な方との団らんに、あるいはご自身へのご褒美に、ぜひ旬の味を楽しんでください!」
【商品情報】予約受付中!数量限定の特別な一品

竹信さんの「ペルルメロン」は、現在いずも庵にて絶賛販売中です。
先ほどもお伝えした通り、今年は非常に出来が良く、サイズも立派なものが揃っております。
しかし、自然の恵みゆえに、私たちが納得できるクオリティのものは数量に限りがございます。
毎年、販売開始からすぐに完売してしまう非常に人気の高い品ですので、もし気になっている方は、ぜひお早めにご検討いただければと思います。
※2026年は8月3日までの販売となります。
「本物のメロンの美味しさ」を、私たちが責任を持ってお届けいたします。
今回の取材記はここまでとなります。
竹信さん、お忙しい中、そして猛暑の中、本当にありがとうございました!
次回のブログでも、山陰の知られざる美味しいもの、そしてそれを作る素敵な人々をご紹介していこうと思います。
それでは今回はここまで。